千葉 敏研究室

  • 日本語
  • 英語
千葉 敏研究室
千葉 敏研究室
千葉 敏研究室
はじめに

原子力は中性子が媒介して生起する核反応を制御して物質の質量をエネルギーに変換する技術ですが、その燃料となるウランやトリウムの起源は、中性子星同士の合体や重い星が進化の最後に起こす超新星爆発の際に起きる中性子核反応で、それは宇宙の化学進化を理解する上で重要な要素です。また、中性子と原子核の反応を使ってガンを治療したり、診断のための創薬の研究も進んでいます。原子力は総合理工学ですが、中性子による核反応という観点からだけでも、理工医薬学等の多くの分野の関連を有機的に理解することができます。

我々は原子力を核反応基礎工学と捉え、工学的視点から、その基礎となる原子核反応に対する理解を深めて、核データの高度化を通して原子力の安全性を高めるとともに原子核の持つ様々な性質の新しい応用の可能性を探り、さらに自然を理解することを目的とします。主として核分裂現象を対象として、理論、計算科学的な活動を現象論、シミュレーション、微視的手法など、様々な方法を駆使して行いますが、原子力機構等と協力して行う原子核実験も視野に含みます。また、核データの応用として、核変換による放射性廃棄物の減容・無毒化、原子炉の透視診断、核不拡散や核兵器廃絶に対する新規アイデアの創出などとともに、再生可能エネルギーと共存する原子力エネルギーのあり方の提案、汎用粒子線輸送シミュレーションコードPHITSの医学・工学応用と高度化も重要なテーマととらえています。<続き>

お知らせ


What's New

■2019年8月 歓送迎会を開催しました。写真1写真2
■2019年5月 千葉先生が北京航空航天大学 ビッグバン宇宙論および元素起源国際研究センター(梶野センター) 外国人客員教授に就任しました。
■2019年4月 中部電力の公募研究に申請したテーマが採択されました。
■2019年4月 稲倉研究員の論文がPhysical Review Cに掲載されました。
■千葉教授が東工大の研究2019-2020に掲載されました。和文 英文
■2019年3月 M2石井葉子さんが核友会賞(平成31年3月期)を受賞しました。【論文題目】反対称化分子動力学を用いる重イオン多核子移行反応の研究 写真1 写真2
■2019年3月 奥村森(元東工大研究員、現IAEA)、千葉敏教授、河野俊彦(元東工大特任教授、Los Alamos National Laboratory)が第51回日本原子力学会論文賞【論文題目】235U(n,f) Independent Fission Product Yield and Isomeric Ratio Calculated with the Statistical Hauser-Feshbach Theory 写真1 写真2
■2019年3月 岩田順敬研究員が日本原子力学会・日本原子力学会・計算科学技術部会CG賞を受賞しました。【受賞題目】スペクトル法を用いた非線形クライン・ゴルドン方程式の精密計算スキームの開発 写真
■2019年2月 プレスリリースを行いました:
東工大ニュース:「核分裂生成物の二つの転移機構を同時に説明可能な理論構築‐原子力廃棄物処分、超重元素合成や宇宙の元素起源解明に寄与」
"Solving a mystery: A new model for understanding how certain nuclei split", Tokyo Tech News, Eurekalert, LUMITOS Highlight
■2019年2月 論文が出版されました:M.D.Usang, F.A. Ivanyuk, C.Ishizuka and S.Chiba, "Correlated transitions in TKE and mass distributions of fission fragments described by 4-D Langevin equation}", Scientific Reports, 9, 1525(2019).
■2018年12月 論文が出版されました:Y.Kikuchi, K. Ogata, T. Hayakawa and S. Chiba, "Azimuthal angle distributions of neutrons emitted from the 9Be(γ, n) reaction with linearly polarized γ rays”, Phys. Rev. C 98, 064611(2018)
URL: https://link.aps.org/doi/10.1103/PhysRevC.98.064611 DOI: 10.1103/PhysRevC.98.064611
■2018年12月 住吉光介、千葉敏 『宇宙の大イベント超新星爆発とその鍵を握るニュートリノ  ― ニュートリノ輸送計算が明かす物質創生の筋道―』が日本原子力学会誌,Vol.60,No.12, 754-758(2018)に出版されました。
■2018年11月 石井葉子さんが核データ研究会で優秀ポスター発表賞を受賞しました: 写真1 写真2
■2018年11月 2018年度度核データ研究会を開催しました:プログラム 集合写真
■2018年11月 Millennial Nuclear Caucusを開催しました:写真集(Small) 写真集(Large)
■2018年11月 米国エネルギー省原子力局主席補佐官のSusanne Jaworowskiさんが来室されました:写真1 写真2 写真3
■2018年10月 
Tadashi Yoshida, Takahiro Tachibana, Shin Okumura, and Satoshi Chiba, "Spectral anomaly of reactor antineutrinos based on theoretical energy spectra" がPhys. Rev. C 98, 041303(R)に掲載されました。
■2018年9月 
Toshio Suzuki, Satoshi Chiba, et.al, "Neutrino-nucleus reactions on 16O based on new shell-model Hamiltonians" がPhys. Rev. C 98, 034613に掲載されました。
■2018年9月
Mark Dennis Anak Usang君が核友会賞を受賞しました。
■プレス発表されました。

→東工大HP「超新星爆発ニュートリノで宇宙核時計テクネチウム98が生成されることを予言」

→日本経済新聞 "ニュートリノのエネルギー、量子機構など、評価手法開発 "

■2018年9月 奥村 森研究員が職員として国際原子力機関に赴任しました。
■2018年8月 平成30年度日本原子力学会核データ部会学術賞を2件受賞しました:
 1.「核分裂機構及びアクチノイド核データ研究の総合的推進及びその応用」  千葉 敏、石塚知香子、奥村 森、吉田 正
 2.「独立核分裂収率および同位体生成比に対する理論計算手法の高度化」  奥村 森
■2018年6月 Shin Okumura et.al, "235U(n, f) Independent fission product yield and isomeric ratio calculated with the statistical Hauser-Feshbach theory" が出版されました。
■2018年6月 F. A. Ivanyuk et. al, "Temperature dependence of shell corrections" が PHYSICAL REVIEW C 97, 054331 (2018)に掲載されました。
■2018年4月 千葉先生が先導原子力研究所の副所長に就任しました。
■2018年4月 千葉先生が日本原子力研究開発機構の客員研究員に継続就任しました。
■2018年4月 千葉先生が国立天文台の特別客員研究員に継続就任しました。
■2018年4月 千葉先生が共著の論文 K.Shibata et al, ”JENDL-4.0: A New Library for Nuclear Science and Engineering"がJNST Most Cited Article Awardに選ばれました。

■2018年3月 西川君が核友会賞を受賞しました。
■2018年3月 
中村君が廃止措置工学奨励賞を受賞しました。
F.A. Ivanyuk, et al., "The 4-dimensional Langevin approach to low energy nuclear fission"が出版されました。
「高速スペクトル炉を用いる核変換による長寿命核分裂生成物の削減方法」がScientific Reportsのおすすめコンテンツに選ばれました。
■C. Ishizuka, et al., "Four-dimensional Langevin approach to low-energy nuclear fission of 236U"がプレス発表されました。

→東工大HP「核分裂時の原子核形状を把握するモデルを開発 ―核変換システム高度化や核分裂メカニズムの全容解明に道―」

→東工大HP(English) "New model considers an extra factor to improve our prediction of nuclear fission"

■論文掲載されました。
・C. Ishizuka, et al.,“CHARGE POLARIZATION AND THE ELONGATION OF THE FISSIONING NUCLEUS AT SCISSION” Romanian Reports in Physics 70, 202 (2018)
・M. D. Usang, et al., "Analysis of the total kinetic energy of fission fragments with the Langevin equation” Phys. Rev. C 96, 064617-1-13 (2017)
・C. Ishizuka, et al., "Four-dimensional Langevin approach to low-energy nuclear fission of 236U", Physical Review C 96, 064616-1-9 (2017)
■文科省原子力システム研究開発事業により受託している研究 『高速炉を活用したLLFP核変換システムの研究開発』での研究成果が掲載されました。
→Nature社の学術誌Scientific Reportsに掲載されました:"Method to Reduce Long-lived Fission Products by Nuclear Transmutations with Fast Spectrum Reactors"
→日経産業新聞 「核廃棄物、高速炉で処理 東工大が考案 別の物質に変換」
→科学新聞 「長寿命核分裂生成物を飛躍的に短寿命化」
→日経電子版

→海外の250近いメディアにも紹介されました。
→東工大ニュース
■「高燃焼度原子炉動特性評価のための遅発中性子収率高精度化に関する研究開発」での研究成果 が掲載されました。

→科学新聞 「核分裂時の原子核のちぎれ方解明」
→大学ジャーナルオンライン 「核分裂における原子核の“ちぎれかた”を解明 東京工業大学」

→日刊工業新聞 「原子核のちぎれ方捕捉- 核分裂 加速器利用・理論計算」
→電気新聞 「原子核『ちぎれ方』観測 原子力機構など半減期短縮研究に寄与」
→東工大ニュース「核分裂における原子核のさまざまな“ちぎれ方”を捉える ―放射性物質の毒性低減に貢献―」
■2017年12月 日本原子力学会誌「アトモス」Vol.60 No.12に西尾勝久氏(日本原子力研究開発機構)と千葉敏(東工大)の解説記事「連載講座 第3回 核分裂データの最前線:実験と理論 核データ研究の最前線〜たゆまざる真値の追究、そして新たなニーズへ応える為に〜 」が掲載されました。
■2017年11月 2017年度核データ研究会にて餌取篤彦君が最優秀ポスター賞を受賞しました。
■2017年11月 
日本の研究.comで、本学における5年間の研究費獲得額で18位にランクされました。
■2017年9月 Mark Dennis Anak Usang君と寺島敦仁君が平成29年度日本原子力学会核データ部会奨励賞を受賞しました。
■2017年6月 千葉先生が原子力学会の理事に就任しました。
■2017年4月 ミニワークショップ "Fission2017 in TT" を開催しました。
■2017年3月 城島洋紀君が核友会賞を受賞しました。
■2017年3月 岩田順敬研究員が「第14回日本原子力学会 計算科学部会 奨励賞」を受賞しました。
■千葉先生のインタビュー記事がアトモスに掲載されました:
サイエンスよみもの(インタビュー編) 「核分裂の物理学 -わかったこと、まだわからないこと-」
日本原子力学会誌「アトモス」 Vol. 58, pp36-40(2016)。
■下:餌取君が計算したAMD(反対称化分子動力学)による12C(72MeV)+27Al反応のアニメーション

研究紹介

■文科省原子力システム研究開発事業により受託している研究 『高速炉を活用したLLFP核変換システムの研究開発』
→日経新聞  →海外向けプレスリリース →東北大  →東工大(日本語)  →東工大(英語) 

→Scientific Reports オープンアクセス

■重イオン反応による新たな核分裂核データ取得方法を確立―核分裂現象の解明にも道― →東工大

■レーザーコンプトン散乱ガンマ線を用いて50年前に予言された光核反応理論を実証

■宇宙核時計「ニオブ92」の起源は超新星爆発ニュートリノであることが解明 →東工大→国立天文台

国際会議

■CNR*15 International Workshop on Compound Nuclear Reactions, Oct. 19 - 23, 2015 at Tokyo Tech

Page Top